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紫外線こそが美白の大敵

 紫外線は殺菌作用もありますから、お天気の良い日にお布団や洗濯物を干すのも気持ちいいですよね。その他にも紫外線はブラックライトや蛍光灯など様々に活用されています。また、皮膚においてビタミンDを生成し、血行を促進したり、新陳代謝を促進してくれたりもしますし、乾癬や白斑などの皮膚疾患の治療に利用されることもあります。紫外線は、私たちの生活の中で、大いに活躍してくれているものです。
 ですが、紫外線は美肌を目指す人にとって最も大きな障害になってしまいます。紫外線には、有効な効用だけではなく、有害な作用もあるからです。昔の母子手帳では、赤ちゃんに日光浴をさせましょうと書かれていましたが、今これは、日光浴ではなく外気浴に変わっています。紫外線が及ぼす悪影響が重要視されるようになったからです。例えば、短時間に強い紫外線を浴びると、日焼け、紫外線角膜炎、免疫機能低下などの影響があります。慢性的な紫外線では、シミやシワ、良性腫瘍、前がん症、皮膚がん、白内障、翼状片などのリスクが高まります。このように紫外線の影響が懸念されるようになったのは、オゾン層の減少による、紫外線量の増加です。過度な紫外線は、人間にとって百害あって一利なし! なのです。先ほど、メラニンは美白にとって本当の敵ではないと紹介しました。本当の敵、ラスボスは過度な紫外線なのです。
 では、適度な紫外線量とはどの程度なのでしょう。実はこれが難しいのです。自然光の下では、紫外線の量をコントロールすることがそもそも難しいですし、曇っていたり、雨だったりしても紫外線量が多いときはあります。
 参考として、例えば、ビタミンDを皮膚で生成する場合、曇りの日に、手の甲程度の面積を15分間日に当てれば十分です。これくらいなら、外に出なくても窓から入る光だけでも十分すぎるくらいです。また、日焼けによって肌が赤くなってしまう場合は明らかに紫外線量が多すぎます。どのくらいが多すぎるのかは紫外線量だけでなく、肌の色、メラニンの生成能力によっても異なってきます。ただ、美白を目指すのであれば少なくとも直射日光は極力さけ、屋外では日焼け止めを欠かさないようにしてください。それでも日常生活で、十分紫外線は浴びているはずです。

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